フィッシュ4キャット(FISH4CATS)とカナガンを比較検証してみた
「カナガンは日本ではフリーランチキンしかないから猫なんかはすぐ飽きてしまいそうだな~」と思う人も多いかと思います。イギリスのカナガンはドッグフードもキャットフードも数種類あるので、飽きたら別の種類与えてローテーションできるので使い勝手が良いんですよね。
そんなことで「同じイギリス原産でグレインフリーで…鶏肉以外のペットフードないかなぁ」と探していたら見つけました!キャットフード『フィッシュ4キャット』とドッグフード『フィッシュ4ドッグ』です!この「4」は「for」を意味して、「猫のため、犬のため」ということですね。
今回はフィッシュ4キャットとカナガンキャットフードの比較をしてみたいと思います。
フィッシュ4キャットとは
フィッシュ4キャット(FISH4CATS)はイギリス原産のグレインフリーキャットフードです。フィッシュと名がついている通り、魚を原材料にしています。逆に鶏肉は全く使っていません。元々は『フィッシュ4ドッグ』を販売していたようですが、結構好調で人気が出てきたので猫用に『フィッシュ4キャット』を開発したようです。
総合栄養食のドライフードが3種類(サーモン、サバ、イワシ)、一般食のウェットフードが2種類(サーモンムース、トラウトムース)販売されています。すべてオールステージ(子猫からシニアまで)対応しています。
原材料の比較
今回はフィッシュ4キャットの「サーモン」のデータを用いて、カナガンキャットフードと原材料・成分の比較を行います。
カナガン |
フィッシュ4キャット |
---|---|
乾燥チキン、骨抜きチキン生肉、サツマイモ、ジャガイモ、鶏脂、乾燥全卵、チキングレイビー、サーモンオイル、ミネラル、ビタミン、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニスの実、コロハ | サーモンミール、サーモン、スイートポテト、キャッサバ、サーモンオイル、フィッシュエキス、サンフラワーオイル、酵母エキス、モルトエキス、ピーファイバー、乾燥藻、ドライクランベリー、ビタミン&ミネラル |
最初に述べた通り、カナガンは鶏肉でフィッシュ4キャットは魚です。どちらもグレインフリーで、添加物等は入っていません。そういう意味ではフィッシュ4キャットもかなり評価できます。
ただフィッシュ4キャットにはいきなり「ミール」が入っています。ミールは食べられない部位を色々まぜてすりつぶしたものですから、少し気になりますね。
成分の比較
成分 |
カナガン |
フィッシュ4キャット |
---|---|---|
たんぱく質 |
37% |
31% |
脂質 |
20% |
19% |
繊維 |
1.5% |
2.2% |
灰分 |
8.5% |
8% |
水分 |
7% |
8% |
オメガ6脂肪酸 |
2.99% |
4.4% |
オメガ3脂肪酸 |
0.82% |
1.15% |
カルシウム |
1.58% |
1.2% |
リン |
1.4% |
0.7% |
マグネシウム |
0.09% |
0.1% |
ナトリウム |
0.36% |
0.18% |
エネルギー(100g) |
390kcal |
381kcal |
カナガン…40g(156kcal)
フィッシュ4キャット…60g(228kcal)
さすがにたんぱく質はカナガンのほうが多いようですね。一方でフィッシュ4キャットは魚ならではのオメガ脂肪酸が豊富ですね。その他は近似値をとっています。
ただ1日当たりの給与量を比べると、なぜかフィッシュ4キャットのほうが20gほど多いんですよ。100gあたりのカロリーは同程度ですが、結果的にフィッシュ4キャットのほうが太りやすいリスクを抱えているように思えます。
粒の比較
写真左がカナガンキャットフードで、右がフィッシュ4キャットの粒です。フィッシュ4キャットのほうがやや大きめで、三角形です。カナガンは子猫や子犬でも食べやすい小粒タイプですが、フィッシュ4キャットを与える際には口の大きさや噛む力に注意が必要そうです。
価格の比較
ブランド |
カナガン |
フィッシュ4キャット |
---|---|---|
内容量 |
1.5kg |
1.5kg |
価格 |
3,960円(税抜) |
4,200円(税抜) |
1kgあたり |
2,640円(税抜) |
2,800円(税抜) |
フィッシュ4キャットは輸入代理店が複数あり、それぞれが独自にフィッシュ4キャットやフィッシュ4ドッグを販売しています。そのため値段がバラバラでしたので、とりあえず検索結果で最初に出てきた業者の販売価格を参考にしています。amazonでも出品されていましたが、微妙に高かったです…。
結局どっちを買うべき?
とりあえずカナガン、飽きたらフィッシュ4キャット
フィッシュ4キャットのカロリーは気になるものの、栄養面ではカナガンに引けを取りません。成分分析値を見る限り、大人になって食べる量が落ち着いてきたら食べさせてみたいかなという印象です。
子猫の時は体を大きくしたいのでたんぱく質豊富なカナガン一択ですね。またカナガンに飽きなければそのまま続ければ問題ありません。もし「鶏肉に飽きた!」と不満が出るようならば、フィッシュ4キャットやフィッシュ4ドッグで魚をローテーションに混ぜてあげるとよいでしょう。
>>カナガン【キャットフード】公式販売サイトはこちら
>>カナガン【ドッグフード】公式販売サイトはこちら
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