オリジン(Orijen)とカナガンを比較検証してみた
たぶんプレミアムペットフードの中でもトップレベルにあるのがオリジンだと思います。ペットショップにいけば大抵は置いてあるでしょうし、「買おうかしら」と思った人も多いはずです。
ただ、めちゃくちゃ高い!オリジンはハイスペックハイコストなんですね。また穀物を一切使わず、肉と野菜・フルーツを原材料とするグレインフリーです。この点においてカナガンと非常に似ています。
そこで今回はオリジンとカナガンの比較をしてどちらを買うべきか考察してみました。
オリジンとは
オリジンはカナダで開発・生産されるペットフードブランドで、世界的に非常に高い評価を得ています。良質な原材料を使い犬・猫にとって最適なフード(肉類80%フルーツと野菜20%)を提供します。低炭水化物・高たんぱく質で非常に栄養豊富ですが、同時に非常に高価でもあります。日本にはアカナファミリージャパンが輸入しています。
ドッグフードには「パピー」「パピーラージ」「6フィッシュドッグ」「アダルトドッグ」「レジオナルレッド」「シニアドッグ」の全6種類あります。キャットフードには「キャット&キトン」「6フィッシュキャット」の全2種類あります。
原材料の比較
カナガン |
オリジン |
---|---|
乾燥チキン、骨抜きチキン生肉、サツマイモ、ジャガイモ、鶏脂、乾燥全卵、チキングレイビー、サーモンオイル、ミネラル、ビタミン、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニスの実、コロハ | 新鮮骨なし鶏肉、乾燥鶏肉、新鮮鶏レバー、新鮮丸ごとニシン、新鮮骨なし七面鳥肉、乾燥七面鳥肉、新鮮七面鳥レバー、新鮮全卵、新鮮骨なしウォールアイ、新鮮丸ごとサーモン、新鮮鶏ハツ、鶏軟骨、乾燥ニシン、乾燥サーモン、鶏レバー油、鶏肉脂肪、赤レンズ豆、グリンピース、緑レンズ豆、日干しアルファルファ、乾燥昆布、カボチャ、バターナッツスクワッシュ、ホウレン草、ニンジン、リンゴ、梨、クランベリー、チコリー根、タンポポ根、カモミール、ペパーミントリーフ、ジンジャールート、キャラウェイシード、ターメリック、ローズヒップ、フリーズドライ鶏レバー、フリーズドライ七面鳥レバー、フリーズドライ鶏肉、フリーズドライ七面鳥肉、発酵乾燥腸球菌フェシウム、ビタミン&ミネラル |
オリジンはカナガンの2倍の種類の原材料を用いています。たくさん入っていれば良いという訳ではありませんが、それだけ手間とコストをかけているのがわかります。そして原材料はすべて地元カナダで採れたものを使用しています。地元で生産された肉から卵、野菜、果物が毎日工場に運ばれて新鮮な状態で調理されています。
使用している肉は平飼いのチキンという点は共通していますが、オリジンはさらに七面鳥の肉も使用しています。原材料に関してはオリジンのほうが優れていると言わざるを得ない気がしますね。カナガンもオリジンも人工添加物は一切使用していません。防腐剤も入っていません。この点は同等に評価できます。
粒のサイズ比較
オリジンの「キャット&キトン」とカナガンキャットフードの粒の大きさ比較です。左がカナガン、右側がオリジンです。平らなところに置くと同じ大きさに見えますが、カナガンのほうが厚みがあり、一粒は大きかったです。
成分の比較
成分 |
カナガン |
オリジン |
---|---|---|
たんぱく質 |
37% |
42% |
脂質 |
20% |
20% |
繊維 |
1.5% |
3% |
水分 |
7% |
10% |
オメガ6脂肪酸 |
2.99% |
3.5% |
オメガ3脂肪酸 |
0.82% |
1.2% |
カルシウム |
1.58% |
1.4% |
リン |
1.4% |
1.1% |
マグネシウム |
0.09% |
0.09% |
エネルギー(100g) |
390kcal |
398kcal |
成分はほぼ近い数値ですが、タンパク質の5%差は結構でかいと思います。犬や猫は元々は肉食動物ですし、体を大きくするためにもたんぱく質が豊富というのは大きな魅力です。またオリジンは繊維も豊富なので、便秘気味の子にもおすすめできます。
原材料と同じく、成分という観点から見るならばオリジンのほうが優れていると思います。あとは、価格(コスパ)ですね!
価格の比較
一袋 |
カナガン |
オリジン |
---|---|---|
内容量 |
1.5kg |
2.27kg |
価格 |
3,960円(税抜) |
4,480円(税抜) |
100gあたりの価格 |
264円(税抜) |
197円(税抜) |
ここではオリジンの「キャット&キトン」のAmazon(2016年7月現在)の価格を参考にしています。オリジンの価格は販売元によって異なりますが、Amazonが最安値です。
オリジンは原材料豊富で栄養満点、それでいてカナガンよりもお買い得です。100g当たりの価格で見れば70円ほど安いですね。とはいえ、元々100gあたり197円も非常に高額ですけどね笑。ただオリジンのオフィシャル価格は2.27kgで7,344(税込)なので、値引きされているAmazonの恩恵も大きく影響しています。
カナガンとオリジンどちらを買うべきか
ここまでの比較で間違いなくオリジン(Orijen)をおすすめします。どちらもグレインフリーで、アマゾンでのレビューを見てもオリジンのほうが非常に評価が高いです。もしあなたがカナガンもオリジンも買ったことがないならば、まずはオリジンを試すのが良いでしょう。
ただどちらのほうが食いつきが良いのかは試してみないとわかりません。カナガンのほうが癖のある独特の臭いなので、犬や猫にとってはカナガンのほうが食いついてくるかもしれません。オリジンを試して反応が悪かったらカナガンにしてみるのが良いかもしれませんね。
>>カナガン【ドッグフード】公式販売サイトはこちら
>>カナガン【キャットフード】公式販売サイトはこちら
関連ページ
- モグワンドッグフード
- モグワンドッグフードはカナガンの輸入総代理店レティシアンがイギリスの専門家と共同で開発しました。モグワンドッグフードの原材料・成分を比較し、評判・口コミを調べてみました。
- モグニャンキャットフード
- モグニャンキャットフードはカナガンの輸入総代理店レティシアンがイギリスの専門家と共同で開発しました。モグニャンキャットフードの原材料・成分を比較し、評判・口コミを調べてみました。
- シンプリー
- シンプリーキャットフードとカナガンを比較しました。どちらもイギリス産ですが、シンプリーは成猫専用と言う特徴があります。イギリスでの評判は良いですが、日本では知名度は低いです。
- ジャガー
- ジャガーキャットフードとカナガンを比較しました。ジャガーはデンマークで開発された無添加のペットフードで、ヨーロッパで根強い評判があります。
- ネルソンズ
- ネルソンズドッグフードとカナガンを比較しました。両方ともイギリスで生産され、グレインフリー、人工添加物を使っていないという特徴があります。
- ナチュラルドッグフード
- ナチュラルドッグフードとカナガンを比較しました。ナチュラルドッグフードはラム肉と玄米や全粒大麦などのを使っているのに対して、カナガンは穀物を一切使わずに鶏肉を主な原材料としています。
- ロイヤルカナン
- ロイヤルカナンとカナガンを比較して紹介します。フランス製のロイヤルカナンには添加物が入っていますが、多種類で世界中で人気があります。カナガンは種類は少ないですが、安全なペットフードです。
- サイエンスダイエット
- サイエンスダイエットとカナガンの原材料・成分を比較して、どちらのペットフードが優れているか検証しました。
- ロータス
- ロータスペットフードはアメリカ、カナガンはイギリスを原産です。ロータスはオープンベイクという独自の製法で、カナガンはグレインフリーというそれぞれの特徴があります。
- フィッシュ4キャット
- フィッシュ4キャットはカナガンと同じくイギリス原産のグレインフリーキャットフードです。ただし主原材料がフィッシュ4キャットは魚、カナガンは鶏肉という違いがあります。粒の大きさと形状、食いつきも微妙に差があります。価格はカナガンのほうが少し安めです。